迪化街 (Dihua Street)
台北一の問屋街、迪化街はわたしが大好きな街です。
歴史的な建築物が立ち並ぶ通りにスッと溶け込むように存在するお店の数々。
漢方薬・ドライフルーツ・カフェ・雑貨屋さんなど、さまざまなお店を見ながら歩いているだけで楽しめるので、台北で観光するなら一番におすすめしたい場所です!
迪化街が大好きなわたしがおすすめする街歩きルートとお店を紹介します。
地図に番号を振っています。
順番に解説しているので、ご覧ください。個別に詳しく紹介しているお店もあります。
スタート地点の大橋頭駅から北門駅まで普通に歩いて2.5kmです。
平坦な道のりなので比較的歩きやすいかと思います。
食べたり見たり買い物したり、ゆっくり半日くらいで楽しめるルートになっています。
ぜひ自分のお気に入りを見つけて楽しんでくださいね!
① MRT大橋頭駅からスタート
駅構内の壁面アートでも迪化街を紹介してくれています。
地上に出ても足元のタイルが迪化街の方向をお知らせしてくれます。
「迪化街一段」の表示が出たら左折するとレンガ造りの建物が見えてきます。
迪化街のはじまり、です。
② レンガのアーチ
まずはじめにオススメしたい風景としてレンガ造りのアーチがあります。
こちら側から歩く人が少ないのか人通りは少なめ、です。
風にゆれる提灯を眺めながら歩くと台湾・迪化街に来た!という気分があがります。
迪化街の域内にはおよそ370棟の建物が並び、その半分程度にあたる178棟が歴史的建築物とされているそうです。専門家でなくても凝った造りの建物に時代を感じさせられます。
建物の裏側。2階は店舗として使われているようでした。
③「李亭香」は老舗中華菓子店
少し歩くとひときわ大きく立派な建物が出てきます。
老舗中華菓子店の「李亭香」が入る建物です。
建物自体は新しいと思いますが、周りにあわせたレンガ造りが街に溶け込んでいます。
こちらでわたしがおすすめしたいのは「月餅」です。
上品な甘さでとてもおいしかったのですが、時季によって取扱いがないときがあります。
タイミングがあえばまた買いたい一品です。
お店の前にはいろいろな模様の型押しが置かれていますので、記念にどうぞ!
紙とクレヨンはお店が用意してくれています。
さらに「迪化街一段」を歩きます。
④「永興農具工廠」でお土産さがし
ディスプレイで一目惚れした「永興農具工廠」も通り沿いにあります。
こちらでおみやげ探しをしたら次に進みましょう。
歩きながら街の風景を楽しみます。
アーチ状の造りの建物は消防署!ベンツマークの消防車も止まっていました。
⑤「老阿伯魷魚羹」でおいしい朝ごはん
しばらく迪化街一段を歩いて小腹が空いてきたら、おいしいごはんを食べましょう!
軽めに食事を済ませたら再び歩き始めます。
街を歩いているといくつかの “カワイイ” に出会います。
「消防栓」の標識
「迪化二〇七博物館」の表札
「蜜蜂」のタイル
建物を見たり、壁を見たり、床のタイルを見たり、上も下も見どころだらけです。
さらに歩くとかごバッグが並ぶ「林豊益商行」や「高建桶店」が目に入ります。
カラフルなビニールバッグやかご、ザルなどの竹製品が所狭しと並んでいるので、
自分用やお土産用に物色するのも楽しいですね。
途中でノドが乾いたら「金桔檸檬汁」で生搾りのジュースを飲みましょう!
道路際に出ているジューススタンドで、おじさんが果汁を搾っています。
山積みのニンニクをみたり大量の椎茸をみたり、とにかくいろいろなものが目に楽しい街で活気があります。
ニンニクの向こうに「金桔檸檬汁」のお店が見えます。
⑥ 淡水河を一望「大稲埕碼頭」
民生西路の大きな通りにぶつかったら、右折して淡水河に向かいます。
少し歩くと「大稲埕碼頭」という水門が見えてきますので、その下をくぐりましょう。
門の中に入ると急に視界が開け眺めのいい景色に出会えます。
「大稲埕碼頭広場」です。
淡水河沿いにサイクリングロードが整備されていて淡水まで自転車で行けるそうです。
真夏の日中は陰がなく暑さが厳しかったので、夕方以降に訪れるといいと思います。
街の中できれいな夕陽が見られるスポットとしても有名なようです。
休日は大稲埕碼頭から淡水まで行くクルーズ船も出るようです。
「大稲埕」の英語表記「DA DAOCHENG」のオブジェ。インスタ映えしそうな感じです。
ゆっくり景色を堪能したら再び迪化街一段の通りに戻ります。
⑦ 漢方薬・ドライフルーツ・お茶の店が並びます
問屋街らしくドライフルーツやお茶、漢方薬を大量に扱うお店がたくさん出てきます。
ほとんどのお店で試食や試飲をさせてくれるので、自分の好みに合った商品を買いましょう。
お土産用にちょうどいいサイズで売っていますが、頼むとさらに小分けにしてくれます。
変わったところではレモンのドライフルーツがおすすめ。ほんのひとかけら食べただけで、口の中にレモンの香りとちょっぴり苦みが広がります。
縁結びの神様で有名な「台北霞海城隍廟」まで来たら、北門駅に近づいています。
「台北霞海城隍廟」のすぐ隣が「永楽市場」になります。
⑧「永楽市場」でおいしいお土産
おこわ弁当で有名な「林合発油飯店」やおいしい饅頭や蒸しパンが買える「老竹子三發包子」はこの建物の1階に入っています。
2階は布市場なので、お好きの方はずっと見ていられるかも。
そろそろお腹が空いてきましたか?
⑨「民樂旗魚米粉」で軽く腹ごしらえ
「民樂旗魚米粉」で胃にも懐にも!! やさしいビーフンを食べたら、そろそろ迪化街とお別れです。北門駅にむかいます。
⑩ MRT北門駅
北門駅ができるまでは迪化街(永楽市場側)がちょっと遠く感じていましたが北門駅のおかげで身近になりました。
大橋頭駅から北門駅まで迪化街一段経由で歩くと35分くらいの道のりです。
凝った造りの建物を見たり、ごはんを食べたり、お土産を買ったり、休憩しながら迪化街の街歩きが楽しんでください。行きたいお店に合わせてどう回るか、なんて考えるのも楽しい作業のひとつです。
こちらを参考にぜひ迪化街をたっぷり堪能してくださいね♪